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ニューカレドニアの海の魅力を語る

森拓也さんインタビュー ニューカレドニアの海の魅力を語る
森拓也(もりたくや)さん
ジャーナリスト。1953年、三重県四日市市出身。東海大学海洋学部卒業後、鳥羽水族館に学芸員として20年勤務。現在は和歌山県西牟婁郡すさみ町立「エビとカニ水族館」館長。

初めてニューカレドニアの海を見たのはいつですか?

東海大学海洋学部在学中、遠洋航海実習が2回あり、訪問は初航海の1973年春でした。35年以上も昔の話ですが、海の第一印象はニッケル鉱の採掘処理の影響で透明感はなかったですね。しかし、地元がいち早く環境問題に取り組んだお陰で、いまのような美しい海が蘇りました。

ニューカレドニアとは、どのような関係を築いてきたのですか?

訪問も30回以上になります。大学卒業後、約20年間は三重県にある鳥羽水族館の学芸員として、「生きている化石」と呼ばれるオオベソオウムガイの人工孵化や絶滅危惧種・ジュゴン飼育の関係でヌメア水族館や海洋学者らと交流。年ごとに現地との縁は深まり、いまも、海をはじめニューカレドニア紹介のテレビ番組の取材などで通っています。

2008年7月にニューカレドニアのラグーンが世界自然遺産に認定されました。 感想をお聞かせください。

認定されたラグーンの素晴らしさは肌で感じていますが、注目すべきは、そこに暮らすメラネシア系住民の自然に対する態度です。彼らの生活意識はとても高く、自然を畏敬しつつ共に生きてきたことを深く感じさせます。だから、美しい自然が連綿と残り世界遺産にも認定された。その姿勢こそ、賞賛に値すると思いますね。

海とメラネシア系住民とのエピソードを教えてください。

ボートでルアーフィッシングをしていたときのことです。あるポイントに来たら『ここからは自然保護区だから、フィッシングはやめましょう』とさり気なく言い、保護区を通過したら優しい笑顔で『もう大丈夫』と告げられました。私は、『あまり影響ないのに…』と思いながらも、その動きがあまりに滑らかなので気持ちよくルアーを上げ下げしたのを覚えています。また、彼らは魚を必要以上に獲らないし、小さな魚は逃がしています。

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