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自然・動植物

動物

鳥類の固有種が多いニューカレドニアの動物たち

ニュー カレドニアは、特徴ある動植物が独特の進化を遂げ、近年に受け継がれている興味深いエリアです。国鳥となっている飛べない鳥カグーも、この島独特のユニークな動物のひとつ。哺乳類としては異民族が持ち込んだネズミや野生化した豚、鹿などが見られますが、元々は野ネズミや近隣の島々にいるオオコウモリが棲息していた程度で、大型哺乳類はいませんでした。そのため鳥類にとっては外敵が少ない安全な地で あったことから、防衛手段として飛ぶ必要もないため、カグーのように飛翔力が弱かったり、産卵数が最低の1個で完了するという種が多く見られます。

ここでは、そんな鳥類を中心に、ニューカレドニアで出会うことの出来る珍しい動物についてご紹介をします。

ウベアインコ

キゴシヘイワインコの亜種でウベア島に分布し、棲息数も少なく、世界的な希少種。小型で愛くるしいことからウベア島の人々に見守られながら、天敵もなく平和に生きていました。しかし外部からやってきたネズミが繁殖して巣を荒らし、人口の増加による森林伐採、それに追い討ちをかけるようなペットマニアによる持ち出しによって、生息数は激減。現在、ウベアインコはニューカレドニアの厳しい法律によって守られています。また、巣箱の設置等による保護活動も進行中です。

カグー

ニューカレドニアの国鳥。ツル目カグー科の全長50〜60cmで飛べない鳥。本島の内陸、森林に分布し、全身青白色の美しい羽を持ち、威嚇や求愛時には頭にある飾り羽をたて、胸を張りつま先だったスタイルで「カグーダンス」と呼ばれる動きをする。ワシントン条約によっても保護されている世界の貴重動物のひとつです。この鳥は天敵のいないニューカレドニアで長く生息しているうちに飛ぶ能力が退化してしまいました。現在、外部からもちこまれた野犬などによって、絶滅の危機に瀕しています。リビエール・ブルー自然公園などで野生のカグーに遭遇することがありますが、それ以外にはヌメア自然公園で見ることができます。 国鳥カグー

ニューカレドニア・ガラス

全長42cmほどの中型のカラスで、日本のカラスによく似ているが固有種。1996年にニュージーランドの生物学者、ハント氏が国際的に有名な生物学雑誌「ネイチャー」に研究論文を発表してから有名になりました。さまざまな道具を駆使して、エサを採取するとのこと。日本のカラスと違って、人里にはやってきませんので、野生のものに出会うことはなかなかありません。最近も針金で道具を作ることがオックスフォード大学でわかったりと、話題豊富な動物です。

ウミヘビ(トリコ・ライエ)

カグーに次ぐニューカレドニアのマスコットといえば・・・このウミヘビです。アメデ島などで、岩陰に昼寝していたりするので、驚く観光客もいるでしょう。実はコブラの数倍の毒をもっていますが、観光客がこれまで事故にあったことはありません。地元の子供たちは尾っぽをもって振り回していることもあり、ウミヘビはひと気を感じると逃げていきます。とても臆病な動物です。なお、天然記念物に指定されている貴重な生き物なので、見かけたら、そっとしておきましょう。決して傷つけたり殺したりしてはいけません。

ジュゴン

ニューカレドニア近海に生息する貴重な哺乳類のひとつがジュゴンです。音に敏感で警戒心が強いために、なかなか観光客が見かけることはありませんが、藻の多く生える浅い海辺で親子の姿が見かけられることがあります。その愛らしさから人気のある生き物で、現地の切手のデザインにもなっています。

植物

島内の植物4,000余種のうち、8割が固有種!
ぜひ植物ウォッチングを

ニューカレドニアには約4,000余種の陸上植物があると言われています。近隣諸国と違う独特の植物相を持っており、その8割がニューカレドニアだけに産する固有種であることが最大の特色です。特にナンヨウスギ科の針葉樹、アラウカリア属とアガチス属があり、前者は全世界で20種足らずあるうちの13類までが、ニューカレドニアの固有種です。島の総面積の4分の1が森林で、熱帯・亜熱帯地域でもその種の多様さで注目されています。また、原生林には古代からの種が多く見られるます。ニューカレドニアの大地を散策すれば、植物に関しても新たな発見が多く得られます。

また、ニューカレドニアでは一年中花がみられます。なかでも 11月ごろはもっとも多くの花がみられる季節です。火炎樹(フランボワイヤン)が咲き乱れるのも、この頃からです。ヌメアでは11月〜2月が見ごろです。ブーゲンビリアやプルメリアなどの外来種も、公園や民家の庭に植えられていて、いっせいに花開きます。森の中や湿地帯に生える野生ランは夏以外の時期にも咲いています。

南洋杉

南洋杉の葉

名前の通り、南半球にだけ生えている針葉樹です。世界で19種が確認されていますが、このうち13種がニューカレドニアに生えているそうです。 なかでも目に付くのがイル・デ・パンで、南洋杉が海岸で空に向かって高く伸びている風景はこの島独特のものです。南洋杉は針葉樹の中でももっとも古くからあるものなので、ニューカレドニアの南洋杉の森は地質・植物学的にも貴重な資料となっています。

リビエール・ブルー州立公園の入り口には、ニューカレドニアに自生する異なる南洋杉が並べて植えてあります。見比べれば、種によって葉の形が違うのがよくわかります。

CLADINA RETIPORA (ハナゴケの仲間)

地面に密生する地衣類高さは4〜6cm。ハナゴケの仲間。リビエールブルー州立自然公園でみつかる植物の中でも、これはかなり珍しいのでは?まるでスポンジを地面に敷き詰めているような様。ニューカレドニアの鉄分の多い土地によく生えています。地衣類は原始的な植物で、大気汚染や環境の変化に敏感なために世界各地で絶滅が心配されています。

エリアクシス・リジダ

ランの一種でニューカレドニアのみに生息す固有種。実はニューカレドニアは隠れた野性ランの宝庫。ほぼ一年中、本島の森林や湿地帯、川のほとりや鉱石採掘跡などで観察できます。多くのラン研究者の注目も集めています。現在、215種類のランが確認されていて、半数以上がここにしか存在しない固有種とのことです。

火炎樹(フランボワイヤン)

11月頃か咲きはじめ、現地の真夏である1〜2月まで真っ赤な花が咲き乱れるマメ科の植物。ココティエ広場も夏は、火炎樹で赤く染まります。 火炎樹(フランボワイヤン)

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